去年の読書感想文選定図書、良い本です。
「円周率の謎を追う」
著者 鳴海風
さて、今回も数学絡みの本を紹介です。
今回の主人公は関孝和。傍書法や行列式の発見などを成し遂げたすごい人です。まあ、江戸時代の数学者のなかで1番有名ですね。
この人の円周率について思いを巡らす青年時代からの人生をコンパクトにまとめています。
対象が小中学生だからでしょうか、とても読みやすく、さらっとしています。
話の内容もどのようにして、それに興味を持ったのかと言うところに多くの紙面を割いています。
なので、青年時代を中心にして、人との関わりなどが丁寧に書かれています。反面、研究の大半はあっさりとまとめてます。傍書法についてだけは、書いてありますが、それも少しだけです。
何というか子供達に興味を持ってもらえるような入り口的な内容の本で、詳しくは他の本を見て学んでねという印象を受けました。
学校図書館とかに置いてあると良い図書でしょうね。
もちろん、うちの息子もしっかりと熱中して読んでました。
(2017/01/13読了)