内容の展開も良いし、文章も読みやすい。真似したいです。
「数学ガール」
著者 結城浩
さて、今回の数学小説はご存知数学ガール。恥ずかしながらまだ読んでませんでした。
どの本も面白そうなのですが、やはり、最初の本から読まないとね。という事でこちらから。
内容は数列の一般項の求め方や収束について。オイラーの考えた方法やゼータ関数などが出てきます。
数式は多めですが、割と丁寧に式を展開しているので、理解しやすいです。
また、会話の部分も多く、数学を苦手なキャラも配置されていて、高校ぐらいの数学がわかれば、読みやすく出来てます。
そして、最初に書いてある通り、数式も何となくスルーしても中身がわかるというのも良いですね。
良かった点は色々ありますが、公式は暗記するんじゃなくて、意味を理解して自分で導けるようにする という一文には本当に納得です。私もあまり覚えられなくて意味とか一つの式から展開して使ってました。
やっぱり数学はこう流れや意図がわかると格段に面白くなると思うんだけどな〜。
(2017/10/01読了)