癖はあるけど、展開とオチは面白い。
魔術師の月
乾石智子
オーリエラントの魔術師シリーズの2冊め。今回も図書館で借りてきました。
今回は前回の400年前のお話。主人公はキアルスという、前回の昔話で出てきた人です。ということで続編なんだけど前日譚の装いで、これから読んでも大丈夫な感じです。
お話は太古からの闇である、「暗樹」とキアルス、そして帝国の魔術師のレイサンダーが立ち向かうというお話。大きくは3部構成でレイサンダーが暗樹と出会う話、キアルスがそれを退ける方法を模索する話と2人で立ち向かう話。
真ん中の話が前作同様過去の事を追体験する話なので長めです。そして、過去の話なので、人物も多くて何だか人物の把握が大変です。
話自体は面白く、退ける方法もなかなか良い感じで他の本も読みたくなります。
2017/05/24読了